01「複雑形状」のアルミ鋳物と「治具」
まず、機械加工を行うには、アルミ鋳物を【加工設備に固定】しなくてはなりません。
これを【チャッキング】と言います。
チャッキングには単純な形状物なら市販の【バイス(万力)】等が使用されます。
しかし、複雑な形状品(弊社では【異形物】と呼んでいます)のチャッキングにはバイスが使用できないため、バイスの代わりに固定するための【治具(ジグ)】と呼ばれる物が不可欠です。
田中製作所は、この【治具】を【社内設計】【社内加工】しており、どんな品物でもチャッキングすることにより、真円度や同芯度等の幾何公差を満足するだけでなく、温度で容易に変わってしまう程の【高精度】(μm=ミクロン単位)な加工を可能としています。